大空へ向かって


二日目の講習。




「麗美!!!!ちょっとサボろ!!!!」




「何で?」




「雪で遊びたいし!!!」




先生達に見つからない場所に来て、雪だるまとか作ってた。





「これ、栄助だるま!!!」



でっかい雪だるまを見せた。





「麗美はちっせぇから、これが麗美だるま!!!」





栄助が指を指したのは 小さい雪の固まり。





「ひっどぉーい!」





栄助とは、友達のように接した。



他の男友達見たいに…。





あなたの、一番じゃ無くて良い…。




あなたの心の片隅にでも、居れれば良い…。





そう思い始めても居た。






「早くしないと、先生にバレるよ??」




「スキーすっか!!!」




二日目の講習は 一日目より、栄助に近づけた気がした…。





―夜。
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