ボーイズロード ―second season―
「それならさ、早速だけど明日なんてどう?土曜日だけど部活は昼までだから。帰り賢太くんちにでも寄るよ」
「明日か……」
明日の吹奏楽部は昼までの活動だということは、すでに蒼から聞いていた。
「あっ、ごめん。あおちゃんと会うんだよね」
土日は吹奏楽部が終わる頃に、俺は学校まで蒼を迎えに行っていた。
普段あまり二人で会えることはないから、多分この時間は二人で過ごす貴重な時間なのだ。
「いや、今回はいいわ。勉強する」
だけど最近、少しそれが億劫になっていたのだ。迎えに行くことが義務化しているっていうか。
俺は部活をしていないから、休みの日にわざわざ制服に着替えて学校に行くのもなんだか変だと思うし。
ていうか、会うことだって毎週じゃなくてもいい気がしてきている。
「明日か……」
明日の吹奏楽部は昼までの活動だということは、すでに蒼から聞いていた。
「あっ、ごめん。あおちゃんと会うんだよね」
土日は吹奏楽部が終わる頃に、俺は学校まで蒼を迎えに行っていた。
普段あまり二人で会えることはないから、多分この時間は二人で過ごす貴重な時間なのだ。
「いや、今回はいいわ。勉強する」
だけど最近、少しそれが億劫になっていたのだ。迎えに行くことが義務化しているっていうか。
俺は部活をしていないから、休みの日にわざわざ制服に着替えて学校に行くのもなんだか変だと思うし。
ていうか、会うことだって毎週じゃなくてもいい気がしてきている。