ボーイズロード ―second season―
5時間目に爆睡したおかけで目はすっかり冴えてしまい、謎のやる気がおきて6時間目は真面目に授業を受けた。


そして放課後になる。


放課後は用がなくても、とりあえず生徒会室には顔を出すことにしている。

誰かいたらダラダラと喋ってから帰るし、グラウンドの様子を眺めたりすることもある。


今日は生徒会長の松浦悟志(まつうらさとし)先輩と、3年生副会長の瀬戸修香(せとしゅうか)先輩がいた。

松浦先輩は中学校の時のバスケ部の先輩で、俺を生徒会に勧誘した人だ。


一方、瀬戸先輩……俺は修香さんと呼んでいるんだけど、彼女のことは一年の頃からニーナや賢太くんがよく「あの人色っぽいよな」なんて噂していたから顔だけは知っていた。


松浦先輩にしてもそうだけど、学年がたった一年違うだけでこんなに大人っぽく感じるのはなんでなんだろう。


「お疲れ、若ちゃん」


椅子の上で色っぽく足を組む修香さんのスカートの中から太ももが見えて、本能的にドキッとする。

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