ボーイズロード ―second season―
晩ごはんを終えて携帯を確認すると、いつもの女子からのメールが届いていた。
前までは三人とやりとりしたけど、そっから一人脱落している。脈がないと思って諦めたのか、それとも面倒くさくなったのはわからないけど。
『若ちゃん、数学得意なんだってね。今度あたしに教えてよ』
いつの間にか俺のことを若ちゃんって呼んでいる。別にいいけど。
『教えるのは自信ないからなぁ。ま、そのうちね』
基本的に頼られて悪い気はしないけど、好きでもなんでもない女子からだと、ちょっとどうでもいい。
なんだかんだで毎晩メールを打っているから、俺のメールを打つ速度はどんどん速くなっている気がする。
多分、メール早打ち選手権男子の部では優勝する勢いだと思う。もちろん最下位は賢太くん。
前までは三人とやりとりしたけど、そっから一人脱落している。脈がないと思って諦めたのか、それとも面倒くさくなったのはわからないけど。
『若ちゃん、数学得意なんだってね。今度あたしに教えてよ』
いつの間にか俺のことを若ちゃんって呼んでいる。別にいいけど。
『教えるのは自信ないからなぁ。ま、そのうちね』
基本的に頼られて悪い気はしないけど、好きでもなんでもない女子からだと、ちょっとどうでもいい。
なんだかんだで毎晩メールを打っているから、俺のメールを打つ速度はどんどん速くなっている気がする。
多分、メール早打ち選手権男子の部では優勝する勢いだと思う。もちろん最下位は賢太くん。