ボーイズロード ―second season―
「……でっかいおにぎり」
次の日に早速、四時間目が始まる前にカバンからおにぎりを出して食ってたら、通りがかったクラスの女子に言われてしまった。
あれ、この子誰だっけ?なんか見たことある子なんだよな。
ああ、思い出した。ニーナの友達の茜ちゃんだ。確か小学校から一緒なんだっけ。
でも名字が思い出せない。あいつがいっつも茜って呼んでるせいで。
おにぎりを食いながら茜ちゃんの名字を思い出そうとしていたら、笑われてしまった。
「小椋だよ。小椋茜」
「小椋さん。ごめん、忘れてて。なんでわかった?俺が名前思い出せないこと」
「だって、ずっと私の顔見ながら難しい顔してんだもん。絶対私の名前知らないんだなって思って」
次の日に早速、四時間目が始まる前にカバンからおにぎりを出して食ってたら、通りがかったクラスの女子に言われてしまった。
あれ、この子誰だっけ?なんか見たことある子なんだよな。
ああ、思い出した。ニーナの友達の茜ちゃんだ。確か小学校から一緒なんだっけ。
でも名字が思い出せない。あいつがいっつも茜って呼んでるせいで。
おにぎりを食いながら茜ちゃんの名字を思い出そうとしていたら、笑われてしまった。
「小椋だよ。小椋茜」
「小椋さん。ごめん、忘れてて。なんでわかった?俺が名前思い出せないこと」
「だって、ずっと私の顔見ながら難しい顔してんだもん。絶対私の名前知らないんだなって思って」