ボーイズロード ―second season―
♧10章 人のフリ見て我がフリ直せ
「やっほー、琢ちゃん。さやかとは順調?」
「やっほー、あおちゃん。別に不調ではないけど」
彼女は俺と同じ吹奏楽部に所属する梅木蒼ちゃん。トランペット担当の天然少女で、賢太くんの彼女。みんなからはあおちゃんと呼ばれている。
あおちゃんにつられて俺まで『やっほー』なんて言ってしまった。俺、そんなキャラじゃないのに。
「いいですねえ、ラブラブで」
「俺らは別にそんなんじゃないよ」
部活が休みだったGWの最終日は、めちゃめちゃ天気がよかった。
北海道のくせになぜか気温が25度を超えやがって、絶好のレジャー日和だった。
一日中ワンダージョイパークで遊び尽くし、散々はしゃいだあとはぐったりして、夕方の5時には家に着いていた。
絶好調に童貞街道はまっしぐら。どうせゴムも買うことができなかったし、仕方がないんだけど。
「やっほー、あおちゃん。別に不調ではないけど」
彼女は俺と同じ吹奏楽部に所属する梅木蒼ちゃん。トランペット担当の天然少女で、賢太くんの彼女。みんなからはあおちゃんと呼ばれている。
あおちゃんにつられて俺まで『やっほー』なんて言ってしまった。俺、そんなキャラじゃないのに。
「いいですねえ、ラブラブで」
「俺らは別にそんなんじゃないよ」
部活が休みだったGWの最終日は、めちゃめちゃ天気がよかった。
北海道のくせになぜか気温が25度を超えやがって、絶好のレジャー日和だった。
一日中ワンダージョイパークで遊び尽くし、散々はしゃいだあとはぐったりして、夕方の5時には家に着いていた。
絶好調に童貞街道はまっしぐら。どうせゴムも買うことができなかったし、仕方がないんだけど。