三角形の幼馴染
中学生
習い事を三人ともしていたので、
なかなか会う時間がなくなってしまっていた。
しかし私たちは、三カ月に一回は集まり
遊んでいた。
ともに成長したのだ。

そして中学生になった。

りょーはバスケ部、
樹はサッカー部、
私はバレー部に入部。
みんな、昔からしているスポーツだ。

三人とも集まるのは、かなり難しかったが
時々部活をサボったりして三人で集まった。
中2の前期では、二人とも優秀なために
試合にも出場するようになっていた。

そんな中2の夏休みの時。

私は二人ともとLINEをしていた。

りょー < 夢、7月24日さ暇?

     午前練だけだけど? >夢

そうするとその三分後に

樹  < 夢さ、7月24日暇?

     午前練だけ~   >夢 

どうして二人とも7月24日聞いてくるのだろう。
しかも同じタイミングに。
私は少し面白く、とても不思議に思った。
多分、二人とも試合の日を
聞かされたのが同じ日で
時間帯は放課後だったので
ほぼ同じタイミングで
顧問に言われたのだろう。

すると偶然なのか。
神様というものがいたら、神様の仕業なのか。

りょー< バスケの試合、観に来てくれる?

樹  < サッカーの試合あるんだけど、応援来てくれる?

・・・・え?
私は驚いた。
だって同じような文章で
同じような誘いなのだから!!!
すごく迷った。
が、私には一つ案が出た。

夢 < 時間はいつから?

私はそう二人に聞いたのだ。
すると・・・・

りょー < 14:30から〇〇〇体育館。

樹   < 15:20から〇〇〇のところ。

お!!!!
二人の会場は電車で二駅違うだけ!!
これは二つとも行ける!!!
そう確信した私は二人に返信した。

夢 < 分かった、行くね!

と。
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