忘れたはずの恋
「素直じゃなくて…イジワルしてごめんなさい」
その台詞、まるで幼稚園の子のような感じ。
でも、全然嫌じゃない。
「…こちらこそ、ごめんなさい」
私の方こそ、素直じゃなくてごめんなさい。
「僕、早く大人になります。
吉永さんに呆れられないように、頑張ります」
く…くるしい。
藤野君の胸に圧迫されてる私。
「はいはい、そこまでー!!」
祥太郎さんの声が聞こえてようやく私は解放された。
「続きはこれからいくらでも出来るだろ?早く片付けて!!」
藤野君がゆっくりと回していた腕を離す。
私も恐る恐る顔を上げる。
そこには、ずっと自分が独占したかったあの優しい笑顔があった。
「良かったねっ!!」
むっちゃんが私と藤野君の肩を叩く。
周りを見るとみんな胸をなでおろしたような笑顔がいっぱい。
「これから彼女にかっこええ所、いっぱい見せたれよ!!」
チーム監督でむっちゃんの旦那さんは藤野君の頭をクシャクシャにする。
「はいっ!」
藤野君の力強い声が響いた。
それが、私たちの大きな第一歩。
その台詞、まるで幼稚園の子のような感じ。
でも、全然嫌じゃない。
「…こちらこそ、ごめんなさい」
私の方こそ、素直じゃなくてごめんなさい。
「僕、早く大人になります。
吉永さんに呆れられないように、頑張ります」
く…くるしい。
藤野君の胸に圧迫されてる私。
「はいはい、そこまでー!!」
祥太郎さんの声が聞こえてようやく私は解放された。
「続きはこれからいくらでも出来るだろ?早く片付けて!!」
藤野君がゆっくりと回していた腕を離す。
私も恐る恐る顔を上げる。
そこには、ずっと自分が独占したかったあの優しい笑顔があった。
「良かったねっ!!」
むっちゃんが私と藤野君の肩を叩く。
周りを見るとみんな胸をなでおろしたような笑顔がいっぱい。
「これから彼女にかっこええ所、いっぱい見せたれよ!!」
チーム監督でむっちゃんの旦那さんは藤野君の頭をクシャクシャにする。
「はいっ!」
藤野君の力強い声が響いた。
それが、私たちの大きな第一歩。