[第三弾]届かない距離を、


リョウタとデートして、家に帰った時だった。

お母さんは誰かと電話で話してた


「えぇ…あら…」

そんなような言葉を繰り返していた

…何か、あったんだろう…


誰と話してたの?

電話を切った瞬間、尋ねた


「…まぁ…別に…
それより、付き合ってるの?

リョウタくんと…」

『あ…あの…、ぅん…』

頬を紅く染めてお母さんを見た。

お母さんは怒る訳でもなく…ただ悲しそうな顔をした


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