モテてしまう俺
「おはよう!真地!!」


「あー…おはよう」


昨日告ってきた子からの挨拶に少し戸惑う俺…
だってさ、その子のテンション見てて引くよ?


俺に告白を断られたのに、もう何事も無かったかの様に接してくるからさ。



まぁーどうでもいーけど…


「おはよう…」


まだ慣れないこのクラス。高1になってまだ三ヶ月だからな。


「おはよー、真地」


また女子からの挨拶。


「おう。」

そこは適当に。


「おー真地!おっはぁー」


先に来ていた淳也に手招きをされる。


「あー、お前いつも来んのはえーな!」


俺は笑いながら、淳也の前にある自分の席に座った。


すると女子の方からこんな声が聞こえてきた。



「いまの笑顔まぢ最高!!」
「写メとればよかったあ〜」


俺は聞こえないフリをして、後にいる淳也に顔を向けた。



俺のそんな顔を見て、淳也はニヤニヤ笑いながら嫌味を言ってきた。



「今日もカッコイイ★」


「うえ〜」


一瞬吐きそうになってしまった。
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