モテてしまう俺
「私達のクラスの文化祭の準備は、入り口の飾り付けですっ!!!」
生徒会の後藤 優未が前に出てそう大きな声で言った。
文化祭……
もうそんな時期か
何て思いながら窓の外を眺めた。
後藤は淡々と話を進めていった。
そんな話は耳に通さなかった。
聞くのがめんどかったし。
「文化祭までは、あと一週間やから、みんな明日から放課後残って下さい!!」
「「えぇ〜〜〜〜〜!!!」」
一斉に沸き上がっただるそうな声。
そりゃそうだよな。
そんな中坂田は、顔を机に伏せて眠っていた。
坂田らしくて笑えたし。