モテてしまう俺
「お前、どんだけモテれば気が済むんだよっ」
息を切らしながら涼也は言った。
「そんなの、知るかっ」
涼也同様、俺も息をだいぶ切らしていた。
「てか、俺間近で告るトコ初めてみたよっ!!今日はいい体験したなあ〜」
と腕を組みながら1人満足気になっていた涼也をほっといて、さっさと前に進んだ。
「…って、ちょっと待てよ〜!!!」
後から追い掛けてくる涼也。
それから、俺らは校舎内に入り、展示品を見たり、ミニゲームをしたり、ケーキをたべたり(涼也のおごり)して適当にそこら辺をブラブラして楽しんでいた。
「ちと、疲れたなっ」
「じゃあ、教室一旦戻るか?」
涼也の言葉で教室で一休みする事になった。