モテてしまう俺


「はい、じゃあ英語のノートを前に置いておくんで、各自で持って行って下さい。」

今日、最後の授業を終えた俺達。


手をおもいっきり延ばし、ため息をつく。


みんなが一斉に前に自分のノートを取りに席を立つ。

人が多かったので、少なくなるまで、自分の席で座っていた。



本当は淳也に取りに行かそうと思っていたが、あいにくこいつは爆睡していた。


だいだい少なくなっていたので、もうそろそろノートを取りに行こうと思い、席を立ち、ノートが置いてある教壇へと向かった。


そこには、三人の女子がいた。
その中には、坂田もいた。
そんな事をどーでもいいと思っていた俺はさっさと自分のノートを探した。



『俺のノート……あった!』

自分のノートを手に取り、仕方なくついでに淳也のノートも持って行ってやろうと、こいつのノートを探す事にした。




探している最中に、坂田のノートを見つけた。


坂田はまだ探していたので、俺は坂田のノートを取り手渡した。


「はい、これ…」


「え、あ…ありがとう」


坂田は、俺と全然目を合わさずノートに視線を向けながら、ノートを受け取った。


正直、ちょっと何か


ショックだったり……
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