あたしのオキテ-切なくて、でも忘れられない
どうして?
だって、俺、みこりんとの時間も、今は大事なんだもん。
急に年下っぽく喋る翔くんが、嫌だ。わがまま言われると、言いなりになっちゃうこと、知ってるんだ。
でも、今日はよして、あたし、ちょっと、考えたい。
そう言ってから、今日が土曜の夜なことに気がついた。いつも、平日の夜にやりにくるだけなのに、少しは期待していいの?
分かった。でもまた電話掛けるから
そう言って、電話が切れた。もう一度、来たいと言われたら、断らなかったな、あたし。二番目でも、ちゃんと想ってくれてるみたいな気がしちゃった、今までで一番。
湊くんのお陰だ。きっと。
彼氏の存在を知って、急に惜しくなったんだよね、翔くん。
そのくらい、分かる。うその彼氏だけど。
ふっと、しょっぱいね、と言った湊くんの顔が浮かんだ。
優しいキスだったな。湊くんそのままみたいな。
だって、俺、みこりんとの時間も、今は大事なんだもん。
急に年下っぽく喋る翔くんが、嫌だ。わがまま言われると、言いなりになっちゃうこと、知ってるんだ。
でも、今日はよして、あたし、ちょっと、考えたい。
そう言ってから、今日が土曜の夜なことに気がついた。いつも、平日の夜にやりにくるだけなのに、少しは期待していいの?
分かった。でもまた電話掛けるから
そう言って、電話が切れた。もう一度、来たいと言われたら、断らなかったな、あたし。二番目でも、ちゃんと想ってくれてるみたいな気がしちゃった、今までで一番。
湊くんのお陰だ。きっと。
彼氏の存在を知って、急に惜しくなったんだよね、翔くん。
そのくらい、分かる。うその彼氏だけど。
ふっと、しょっぱいね、と言った湊くんの顔が浮かんだ。
優しいキスだったな。湊くんそのままみたいな。