あたしのオキテ-切なくて、でも忘れられない
会社に行く途中で、湊くんと会った。たまに一緒になることがある。といっても会社のエレベーターの前だ。
ほかの沢山の社員さんたちと一緒に、エレベーターを待つ。あたしは12階、湊くんは15階だ。
おはよう
そう言った湊くんの顔は、心なしかいつもより可愛かった。
そうだ、耳が真っ赤だからだ。
どうしたのかな?と思ったとき、金曜の夜の小さなキスを思い出した。あたしの涙を掬ってくれたんだった、湊くんの唇で。
ちょっと、沈黙があってから、あたしは湊くんに笑いかけた。
金曜は飲みすぎちゃったな。でも楽しかったね。
うん、また飲もうか?
湊くんが言った。
ほかの沢山の社員さんたちと一緒に、エレベーターを待つ。あたしは12階、湊くんは15階だ。
おはよう
そう言った湊くんの顔は、心なしかいつもより可愛かった。
そうだ、耳が真っ赤だからだ。
どうしたのかな?と思ったとき、金曜の夜の小さなキスを思い出した。あたしの涙を掬ってくれたんだった、湊くんの唇で。
ちょっと、沈黙があってから、あたしは湊くんに笑いかけた。
金曜は飲みすぎちゃったな。でも楽しかったね。
うん、また飲もうか?
湊くんが言った。