目覚める度に、傷ついて
ユメノの母親だってこんなに美人なのだ。


2人とも、もしかすると昔アイドルを夢見ていたのかもしれない。


そんな間に生まれたユメノもまた、アイドルを夢見ていた。


だからこそこの事務所を辞める事ができなかったんだ。


自分の夢と親の夢に板挟みになって、もがいていたんだ。


あたしは俯いたまま拳を握りしめた。


ユメノがイジメをする理由はわかった。


今度はあたしがそれを取り除く番だ……。
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