目覚める度に、傷ついて
あぁ、プロなんだ。


そう思った。


あたしは彼女たちの事を知らない。


だけど彼女たちは間違いなくプロだった。


これだけの人の中に立ち、自分たちのパフォーマンスを必死で魅せている。


そしてお客さんたちはそれを見て感動している。


あたしは全身に鳥肌が立つのを感じた。


ユメノが夢見ている場所があまりにも高く、そして誇らしかったから。
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