目覚める度に、傷ついて
何度か寝返りをうったあたしは諦めて目を開けた。
かたくなに閉じていた目をトイレに行くために開けたはずなのに、あたしは寝転んだ状態で部屋の様子を確認していた。
見慣れない丸いテーブル。
見慣れない丸いクッション。
見慣れない白い机。
見慣れない壁紙。
ぼんやりとしていた頭が突然覚醒されて行き、あたしは「へ!?」と、声を上げて飛び起きた。
飛び起きると同時に、ここどこ? という疑問が頭の中に浮かんできた。
てっきり自分の部屋で眠っていると思い込んでいたのに、ここは見たことのない部屋だった。
白とうす紫色で統一された綺麗な部屋。
女の子の部屋である事は間違いないと思うが、こんな部屋に見覚えはない。
ベッドから下りたあたしは自分が通っている中学校の制服がハンガーにかけられて用意されている事に気が付いた。
ブラウスの胸ポケットが膨らんでいる。
あたしは制服に近づき、胸ポケットに手を入れた。
すぐに固いものに指先が触れる。
その感触はなじみのある感触で、あたしはそれを引き抜いた。
青い表紙の生徒手帳だ。
これは全校生徒が持ち歩いているものだ。
もちろん、あたしもこうしてブラウスの胸ポケットや鞄などに入れて持ち歩いている。
かたくなに閉じていた目をトイレに行くために開けたはずなのに、あたしは寝転んだ状態で部屋の様子を確認していた。
見慣れない丸いテーブル。
見慣れない丸いクッション。
見慣れない白い机。
見慣れない壁紙。
ぼんやりとしていた頭が突然覚醒されて行き、あたしは「へ!?」と、声を上げて飛び起きた。
飛び起きると同時に、ここどこ? という疑問が頭の中に浮かんできた。
てっきり自分の部屋で眠っていると思い込んでいたのに、ここは見たことのない部屋だった。
白とうす紫色で統一された綺麗な部屋。
女の子の部屋である事は間違いないと思うが、こんな部屋に見覚えはない。
ベッドから下りたあたしは自分が通っている中学校の制服がハンガーにかけられて用意されている事に気が付いた。
ブラウスの胸ポケットが膨らんでいる。
あたしは制服に近づき、胸ポケットに手を入れた。
すぐに固いものに指先が触れる。
その感触はなじみのある感触で、あたしはそれを引き抜いた。
青い表紙の生徒手帳だ。
これは全校生徒が持ち歩いているものだ。
もちろん、あたしもこうしてブラウスの胸ポケットや鞄などに入れて持ち歩いている。