目覚める度に、傷ついて
☆☆☆
夢の中でもあたしはベッドの中にいた。
目を開けると真っ白な天井が見える。
その次に見えたのは点滴の袋だった。
あたしは何度も瞬きをしてそれを見つめる。
どうやら点滴の針はあたしの左腕に刺されているようだ。
……なんで?
思い出そうとして見ると急激な頭痛がして、何も考えられなくなってしまう。
記憶を掘り起こす事を体中拒否しているようだ。
体は重たくてピクリとも動かせない。
窮屈さから息苦しさを感じた次の瞬間……フワリと体が浮き上がった感覚がした。
気が付くとあたしは自分の体を見おろしていた。
「え、なんで?」
さっきまで声も出なかったのに、スムーズに言葉が出て来た。
浮いているあたしは、ベッドに横になっているあたしを見おろしている。
夢の中でもあたしはベッドの中にいた。
目を開けると真っ白な天井が見える。
その次に見えたのは点滴の袋だった。
あたしは何度も瞬きをしてそれを見つめる。
どうやら点滴の針はあたしの左腕に刺されているようだ。
……なんで?
思い出そうとして見ると急激な頭痛がして、何も考えられなくなってしまう。
記憶を掘り起こす事を体中拒否しているようだ。
体は重たくてピクリとも動かせない。
窮屈さから息苦しさを感じた次の瞬間……フワリと体が浮き上がった感覚がした。
気が付くとあたしは自分の体を見おろしていた。
「え、なんで?」
さっきまで声も出なかったのに、スムーズに言葉が出て来た。
浮いているあたしは、ベッドに横になっているあたしを見おろしている。