拝啓、大好きな君へ。〜最期に伝えたいこと〜

私は、軽く咳払いをし、心臓の痛みを誤魔化した。



・・・いつまで続くのかなぁ。
  



私は、胸を軽く抑え、溜息をつく。





「セナ、大丈夫!?ほんっと、尾崎サイテー!帰ろ!」





マリの声にはっとわれに帰った私は、慌ててその場を後にした。





・・・尾崎が、私の事をずっと見ていた事も知らずに、ね。

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