君はこんなにも綺麗だ 前編 〜面影〜
初めて彼女を、始めて見た時、綺麗だと思った

本を読んでいて、落てきた柔らかなブラウンの髪をゆっくり耳にかける

その仕草に、動悸を覚えた

一目惚れだった

ハッとして声をかける


「真島美海さんですか?」

彼女はゆっくりと顔を上げ笑顔で答える

「はい」

僕も笑顔を作る

「今日から担当する研修医の瀧澤春馬です。よろしくお願い致します」

そう伝えた
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