幼なじみのフキゲンなかくしごと
……嬉しかった。
純粋に。
あさひが自分のことを好きでいてくれること。
そしてそれが、当たり前だと思っていた。
今でもずっとそばにいて、
これから先もずっと続いていく。
あさひからの手紙が机の中に増えていくのが嬉しかった。
初めて手紙をもらった日から1年以上たったある日。
『ねぇ、便箋と封筒ある?』
気づけば母に話しかけていた。
『あるよ。誰に書くの?』
『……あさひ。前に手紙くれたから』
『そっか。……好きなの?あさひちゃんのこと』
真っ直ぐに見つめられ。
どうしてだか、答えることができなかった。