現場系男子にご用心!?【長編改訂版】
***
「……てことで、真壁里緒奈さん!今までお疲れ様でした~!!そして、ご結婚おめでとうございます!!乾杯!!!」
三月、私の最後の出勤日の、その夜。
会社の人たちが、私のために送別会を開いてくれた。
工場長を始め、工場のほとんどの従業員が集まってくれて、店を貸し切っての送別会となった。
乾杯の音頭のあと、みんなが一斉に私の持ったジョッキ目掛けて列を成す。
ひとりひとりに応え、ジョッキを合わした。
みんなそれぞれに、「おめでとう」とか「お疲れさま」とか一言を付けてくれて、その優しさに涙を流しながら感謝の言葉を返した。
一通り乾杯の儀式が終わると、感じの課長が大きな声を上げる
「えー、では酔っぱらう前に、サプライズと行きましょう!カモンいらっしゃい!サプラーイズ!!」
「へ?サプライズ?」
戸惑う私をよそに、みんなが一斉に店の入り口へと目を向ける。
扉がガラガラと開き、そこには大きな花束を持った岡田さんが現れた。
「……は?」
「アハハ、驚いた?今まで内緒にしててゴメンね」
岡田さんが登場すると、周りから拍手や口笛が一斉に鳴った。
呆然とする私を、秋元さんが背中を押して岡田さんの近くへ行くように促してくれる。
まさか、私の送別会に岡田さんが来てくれるなんて。
送別会があるからって言ったときは、最後めいっぱい楽しんできて、なんて言ってたのに。
「……てことで、真壁里緒奈さん!今までお疲れ様でした~!!そして、ご結婚おめでとうございます!!乾杯!!!」
三月、私の最後の出勤日の、その夜。
会社の人たちが、私のために送別会を開いてくれた。
工場長を始め、工場のほとんどの従業員が集まってくれて、店を貸し切っての送別会となった。
乾杯の音頭のあと、みんなが一斉に私の持ったジョッキ目掛けて列を成す。
ひとりひとりに応え、ジョッキを合わした。
みんなそれぞれに、「おめでとう」とか「お疲れさま」とか一言を付けてくれて、その優しさに涙を流しながら感謝の言葉を返した。
一通り乾杯の儀式が終わると、感じの課長が大きな声を上げる
「えー、では酔っぱらう前に、サプライズと行きましょう!カモンいらっしゃい!サプラーイズ!!」
「へ?サプライズ?」
戸惑う私をよそに、みんなが一斉に店の入り口へと目を向ける。
扉がガラガラと開き、そこには大きな花束を持った岡田さんが現れた。
「……は?」
「アハハ、驚いた?今まで内緒にしててゴメンね」
岡田さんが登場すると、周りから拍手や口笛が一斉に鳴った。
呆然とする私を、秋元さんが背中を押して岡田さんの近くへ行くように促してくれる。
まさか、私の送別会に岡田さんが来てくれるなんて。
送別会があるからって言ったときは、最後めいっぱい楽しんできて、なんて言ってたのに。