現場系男子にご用心!?【長編改訂版】
ちょっとしたすれ違い
――翌週。
いつも通り、研磨機へと向かって部品を削る。
気持ち的には先週とは違い、少しスッキリとはしていた。
けれど、別なことで気になることがあった。
結局あの日は明け方近くまで咲良の家で飲んで、そのまま寝てしまい咲良の家でお泊りをしてしまった。
起きたのは昼過ぎで、そこから咲良の運転する車で家まで送ってもらって……。
家に帰ってようやく携帯の存在を思い出し、ディスプレイを見てみると岡田さんからの着信が入っていた。
時間は前日の11時過ぎ。
多分外で光輝さんたちと話をしていた頃だと思う。
あのとき、携帯が震えたなとは思ったけど、まさか岡田さんだったとは……。
気付くのが遅くなってしまい申し訳ないと思いつつ、なにか用事でもあったのかと岡田さんに掛け直す。
しかしコール音が鳴るのみで、一向に岡田さんは出ない。
まあ日曜日の日中だし、出られない用事でもあるのかもしれない。
あっちには履歴が残ったはずだから、時間があったときに掛けてくるだろう。
そう思って、そのままほっといたんだけど……。
結局今日まで岡田さんが連絡をしてくることはなかった。
それどころか、会わない日はメールが最低でも一通来ていたのに、それもピタリと止んでしまった。
……おかしい。
なにかあったんだろうか。
具合でも悪くなってしまった、とか?
心配になって、再度連絡してみようと思った。
でも岡田さんのいる職場は、ただでさえ忙しいところ。
もしかしたら仕事でトラブルがあって出られないだけかもしれないし、もしそうであれば逆に迷惑だろうと、なかなか連絡出来ないでいた。
いつも通り、研磨機へと向かって部品を削る。
気持ち的には先週とは違い、少しスッキリとはしていた。
けれど、別なことで気になることがあった。
結局あの日は明け方近くまで咲良の家で飲んで、そのまま寝てしまい咲良の家でお泊りをしてしまった。
起きたのは昼過ぎで、そこから咲良の運転する車で家まで送ってもらって……。
家に帰ってようやく携帯の存在を思い出し、ディスプレイを見てみると岡田さんからの着信が入っていた。
時間は前日の11時過ぎ。
多分外で光輝さんたちと話をしていた頃だと思う。
あのとき、携帯が震えたなとは思ったけど、まさか岡田さんだったとは……。
気付くのが遅くなってしまい申し訳ないと思いつつ、なにか用事でもあったのかと岡田さんに掛け直す。
しかしコール音が鳴るのみで、一向に岡田さんは出ない。
まあ日曜日の日中だし、出られない用事でもあるのかもしれない。
あっちには履歴が残ったはずだから、時間があったときに掛けてくるだろう。
そう思って、そのままほっといたんだけど……。
結局今日まで岡田さんが連絡をしてくることはなかった。
それどころか、会わない日はメールが最低でも一通来ていたのに、それもピタリと止んでしまった。
……おかしい。
なにかあったんだろうか。
具合でも悪くなってしまった、とか?
心配になって、再度連絡してみようと思った。
でも岡田さんのいる職場は、ただでさえ忙しいところ。
もしかしたら仕事でトラブルがあって出られないだけかもしれないし、もしそうであれば逆に迷惑だろうと、なかなか連絡出来ないでいた。