現場系男子にご用心!?【長編改訂版】
「あ、あああ!ゴメン!本当にゴメン!本当にごめんなさい!!」
とんだ失態を犯してしまった。
仕事の邪魔をするなんて、社会人として失格だ。
岡田さんに対して、必死に謝る。
岡田さんは、そんな私にあはは、と笑いながら答えた。
『いいのいいの、ちょうど一息入れて、里緒奈に電話しようと思っていたところだったし。まさか里緒奈から掛かって来るとは思わなかったけど』
「本当にゴメン。……忙しいんだよね?」
『まあ、ほら、今日急に部品の手配入らなかった?あれの仕事がね』
それって課長が突然持ってきたやつか。
それで、定時過ぎまでかかって研磨した部品のことだ。
……もしかして私が遅くなったばかりに、岡田さんも?
「あれ、私が削るのが遅くなっちゃったばかりに、岡田さんに迷惑が!?」
『いやいや、こっちが急にお願いしちゃったやつだからしょうがないよ。でも、これ里緒奈が削ったのもあるんだ、みんな綺麗に削れてるよ、ありがとうね』
忙しくて帰れないのに、優しい言葉を掛けてくれるなんて。
なんでそんなにいい人なの?
もう本当に、今日は岡田さんに迷惑を掛けてばかりだ。
申し訳なさ過ぎて、泣けてきそう。
「ごめん、私のせいで迷惑かけてしまって」
『ええ?なにが!?謝る必要なんてないよ!ってか謝りすぎだし。今こうやって里緒奈の声聞けて元気出たよ。しかも初めて里緒奈から電話かけてきてくれたじゃん?それも嬉しくてさ、仕事の疲れなんか吹っ飛んじゃうくらいだよ』
「そ、そう……。なら、いいんだけど……」
『ね、それよりも、どうして用もないのに掛けてきてくれたの?』
とんだ失態を犯してしまった。
仕事の邪魔をするなんて、社会人として失格だ。
岡田さんに対して、必死に謝る。
岡田さんは、そんな私にあはは、と笑いながら答えた。
『いいのいいの、ちょうど一息入れて、里緒奈に電話しようと思っていたところだったし。まさか里緒奈から掛かって来るとは思わなかったけど』
「本当にゴメン。……忙しいんだよね?」
『まあ、ほら、今日急に部品の手配入らなかった?あれの仕事がね』
それって課長が突然持ってきたやつか。
それで、定時過ぎまでかかって研磨した部品のことだ。
……もしかして私が遅くなったばかりに、岡田さんも?
「あれ、私が削るのが遅くなっちゃったばかりに、岡田さんに迷惑が!?」
『いやいや、こっちが急にお願いしちゃったやつだからしょうがないよ。でも、これ里緒奈が削ったのもあるんだ、みんな綺麗に削れてるよ、ありがとうね』
忙しくて帰れないのに、優しい言葉を掛けてくれるなんて。
なんでそんなにいい人なの?
もう本当に、今日は岡田さんに迷惑を掛けてばかりだ。
申し訳なさ過ぎて、泣けてきそう。
「ごめん、私のせいで迷惑かけてしまって」
『ええ?なにが!?謝る必要なんてないよ!ってか謝りすぎだし。今こうやって里緒奈の声聞けて元気出たよ。しかも初めて里緒奈から電話かけてきてくれたじゃん?それも嬉しくてさ、仕事の疲れなんか吹っ飛んじゃうくらいだよ』
「そ、そう……。なら、いいんだけど……」
『ね、それよりも、どうして用もないのに掛けてきてくれたの?』