フリスタ王国～旅立ちの章～

「おい、待て小僧！逃げるな！」
3人の少年が後ろを振り返りもせず必死に走っている。 　 ソラ「なあ、さすがに同じとこでばっかり盗んでるとそろそろ俺たち捕まるんじゃないか？」エミリー「ええ、確かに同じとこばかりだと危険だわ。」ルイス「二人の言っていることは分かるけど、この街の店はほとんど行き尽くしたぞ。」
ソラ「そうだな、そろそろ潮時だな。」
エミリー「ねえ、ちょっといい？」
2人が頷く。
エミリー「私、この前王宮前の広場の掲示板で見たんだけど。最近、急にお金を多く持つ人が増えたんだって。これってきっと何か理由があるはずよね？」　　　　　
ルイス「つまりは俺たちでそのお金持ちが増えた理由を探って、それに便乗しようってことか？」　　　　　　　　　　　　
ソラ「それなら、理由知ってるよ。」
え！？2人でソラの顔を覗き込んだ。