ダントツ!!16番人気の翔馬くん extraステージ
そうだよなぁ…


だからって、このまま宛もなく捜すのも時間の無駄なような気も…


うぅ~


『ねぇ…』


『んっ?』


なんだ?


俺は西野へと視線を向けると首を傾げた。


『もしかして…姫ちゃん捜してる?』


うっ…バレた。


俺は頷くことも、もちろん否定する事も出来ずただただ俯いた。


『ふ~ん…』


すると意味あり気に呟いた西野は、


『ふふふっ…』


『へっ?』


突然、口許を手で覆いながら笑いだした。

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