ダントツ！！１６番人気の翔馬くん extraｽﾃｰｼﾞ

『あの…西野？』


俺は笑い続ける西野を見つめながら首を傾げた。


なんだぁ？


俺…何も言ってねぇんだけど。


いや…う～ん…うん。


やっぱ何も言ってない。


俺はうんうん頷いた。


『えっと…』


『有間くん。』


『んっ？』


俺を見上げながら西野はニコっと微笑んだ。


『姫ちゃんの好きな場所…それはね、有間くんの好きな場所だよ。』


『へっ？』


その言葉を聞いた瞬間、俺は大きく目を見開いた。