ダントツ!!16番人気の翔馬くん extraステージ
でもほんと、このまま教室帰るだけは嫌だし…


うぅ…どうする…


『…ってことで、西野。俺は少し出てくるから…大人しく寝てろ…』


ガチャ!!


『え…って、うぎゃ!!』


『はぁ?』


悶々と悩み込む俺の目の前で、突然、勢いよく開かれたドア。


バンっ!!


『…痛ってぇ…』


俺は思いっきり顔をぶつけると、鼻を押さえながらその場にうずくまった。


『うぅ…』


『ん?』


そして悶絶する俺の見上げた先には…


『お~い、大丈…』


『関谷…』


『って、なぁ~んだ。有間かぁ…』


なんとも暢気な保健医…そして同じ競馬仲間である関谷先生が立っていた。

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