ダントツ!!16番人気の翔馬くん extraステージ
『えっ…しょ、翔馬…くん?』


西野はキョトンとしなから俺を見た。


『ごめん、西野。腹痛かったんだろ?今すぐ関谷呼んでやるから…』


俺はパカッとケータイを開くと関谷の番号を探し始めた。


関谷…関谷…


あっ、あった!!


そして通話ボタンを押し、ケータイを耳に当てた…


瞬間…


『大丈夫だから…』


上半身を起き上がらせた西野は俺からケータイを奪うとクスっと小さく微笑んだ。

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