俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「はーなっ」




「うわっ…!び、びっくりした」




いきなり耳元で名前呼ばないでよ~
びっくりして変な声出ちゃったじゃん。




「俺たちも教室戻ろうよ?」




「あっ、うんそうだったね」




心臓の音…涼太くんに聞かれてないよね!?
落ち着け…落ち着くんだ、私。
こんなの深呼吸すればすぐ収まるから。




教室へ戻ると涼太くんはこの後、先生に呼ばれているそうで先に教室を出て行った。




「私も帰るか」




帰り支度をし玄関へと向かった。




「あれ?柊くん?なんで…」
< 217 / 331 >

この作品をシェア

pagetop