俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「…むかつく」




ぼそっと呟かれた言葉は私の耳には届かなかった。




「お前さ」




「は、はい」




な、なんだろう…




柊くんは珍しく私と目を合わせてきた。




「あいつのこと好きなの?」




あいつ…?好き…?




一瞬思考回路が停止してしまった。

しかしすぐさま言葉の意味を理解し顔を赤くさせた。
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