俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「あれ?涼太くん。どうしたの?」




「喉乾いたからジュース買おうと思って!隣、座っていい?」




「どうぞどうぞ!」




私たちはベンチに座ってジュースをすすった。




涼太くんといると柊くんみたいな変な胸の鼓動は収まるんだよね~
なんでだろう。なんか安心する。




「じゃ、私はまだ作業残ってるから先に戻るよ」

「待って!俺も戻る!」




私たちは一緒に立ち上がると校舎へと入った。




廊下を歩いていると、柊くんの姿を発見した。




「えっ柊くん!?」




本能的に何故だか知らないけど、やばいと脳が察知をした。




何もやましいことはしてないはずなのに、変に冷や汗が垂れる。
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