俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「…柊、そんな花を責めんなよ」




涼太くん…




涼太くんは私を庇うように自分の後ろへと隠した。




「あ?部外者は「部外者じゃないよ。俺も関係あるよ」




なんかいつもの涼太くんじゃないみたい。
ちょっと怖いかも。




二人の間で何があったか知らないけど…
なんかあんまりいい雰囲気じゃなさそう。




私が心配した様子で二人をみていると涼太くんが口を開いた。




「花、悪いけど、柊少し借りてもいい?実は話してみたかったんだよね」




「え?あ、うん…私は別に構わないけど。じゃ、先に教室戻ってるね」




きっと二人で話し合わないと解決しないようなことなんだよね。
私がいてもきっと邪魔だし、大人しく待ってよっと。




こうして私は二人を残しこの場を去った。
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