俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「じゃあ、私こっちの道だから。またねっ」




「うんっまた明日ね花ちゃん」




私たちは分かれ道まで来ると、それぞれ家の方角へと帰って行った。




それから特に何かを考えるわけでもなく歩いていると、あっという間に家についた。




制服を綺麗にハンガーへとかけ、部屋着に着替える。




そして、ベットへと体を横にし、見慣れた天井を見上げた。




憧れていた高校生活、第一日目が終わった。




なんか、色々と疲れたけど、涼香ちゃんっていういい子そうな友達も出来たし、初日にしてはまずまずの出来かな。




今日あったことを振り返っていると、ふとあの男の姿が浮かんできた。




「柊、悠翔…」
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