俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「ふーん…成宮は呼べるのに、俺のことは呼べないんだ」




そう言ってまた私へと一歩近づいて来たのだ。




えっ、ちょ、近すぎない!?




って、いつのまにか壁際まで追い詰められてるじゃん!
どっどうしよう…これ以上後ろに下がれないよ~!




柊くんが近づくにつれ、どんどんと胸の鼓動が加速をしていく。




顔が熱を持ち出すのが分かる。




「ひ、柊くん近いって…これ、3メートル以内に入っちゃってるよ…いいの?」




「花が名前で呼んでくれたら退くよ」




そんなぁ~…

もうこれは名前で呼ぶしかないの!?




ていうか、いつから俺様になったのよ~!




態度が横暴すぎる!意地悪!ドS!
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