俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
たかが名前を呼ぶだけで、なんでこんなにも恥ずかしいのよぉ。




涼太くんの時はなんとも思わなかったのに…




なんで、柊くんの時はこんなに恥ずかしいわけ!?




あ~もう…柊くんの顔見れないよ~…
ていうか、そろそろ解放してくれないと、私の心臓がもたないよっ




「…よしっ」




「わっ」




あ、頭撫でられた…
って私、子供じゃないのに!




柊くんの表情までは伺えなかったが、満足気な声をもらすと腕を壁から放した。




そしてやっといつもの距離感に戻った。




そもそもなんで私に名前で呼んでほしかったんだろう?
名前で呼ばれるのって嬉しいけど、私なんかに呼ばれても柊くん嬉しいのかな?
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