俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「こらこらこら。そんな顔すんなよっ」




「えっ!?…あ、いたっ」




涼太くんは笑いながら私の頬を引っ張ってきたのだった。




「いたたたたっちょ、やめてよ涼太くんっ」




「ははっ面白い」




ようやく離してくれたかと思うと、涼太くんは楽しそうに笑っていた。




その顔を見ていると、こっちまでつられて笑ってしまっていた。




「そうそう、その顔だよやっぱり花は」




「え?」
< 290 / 331 >

この作品をシェア

pagetop