俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
一度大きな深呼吸をすると、柊くんと視線を合わせた。




久しぶりに面と向かって話す気がする。




胸の鼓動がどんどん加速をする。




息をするのが苦しくなる。




それでも…もう、逃げないっ




今ここで逃げちゃだめなんだ…!




「柊くん…その、ごめんっ!」




私は頭を下げた。




謝っても許してもらえるかわかんないけど…




「柊くんのこと避けて、変な態度とって…本当にごめんなさい」




私のせいで柊くんにあんな顔させて、傷つけちゃって…




柊くん、なんて言うんだろう。

もし私のこと許さないなんて言われたら…
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