俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
私は恐る恐る頭をあげ、柊くんをみた。




「なんで謝ってんの?俺のこと嫌いなんだろ?だから、避けてただけだろ。お前が謝るようなことじゃ「違う!そうじゃない!」




思わず柊くんの言葉を遮ってしまった。




だって、そうじゃないもん…嫌いとかそうじゃないから。




柊くんはそんな私の様子に少し驚いているようだった。




「避けてたのはその…最近、柊くんと話すと自分が自分じゃないみたいで…変に緊張するし、意識しちゃうっていうか、話してると胸が苦しくてどきどきしちゃう、みたいな…」




自分で話してて恥ずかしすぎて顔から火が出そうだった。




私ってば、何言っちゃってんのよ~!




本当のことだけど、これ恥ずかしすぎるよっ




あまりの恥ずかしさに柊くんの顔がみれなかった。
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