俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「違うの!これは、その嬉しくて…つい」




そして口が勝手に動いていた。










「私も、柊くんのこと好きだから」










……………えっ!?




わ、私今なんて…




自分で言った言葉に私が一番驚いていた。




瞬きしながら柊くんを見上げると、優しく笑っていた。




「やっと気づいたか、鈍感」




そして次の瞬間、私は暖かいものに包まれていた。




柊くんに抱きしめられているのだと気づくのにそう時間はかからなかった。




「ひっ、柊くんっ」
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