俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
とりあえず床へと腰を下ろし、柊くんが帰ってくるのを待った。




暫くして飲み物を持った柊くんが戻ってきた。




「ありがとねっ」




「ん」




柊くんは私の隣へと腰を下ろした。




触れるくらいの肩の距離に思わず口許が緩く上がる。




「なんか不思議だなぁ」




「なにが?」




「私と柊くんが付き合ってるなんて」




出会った頃のことを考えると信じられないよ。




「そうか?」
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