俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
先生から念入りに説明を受けると、早速スタンプラリーが始まった。




ハイキングコースにスタンプが置かれてあり、先生たちが各ポイントで待っていてくれるらしい。




「全員そろってる?それじゃ出発ーっ!」




「おーっ!」




私の声に元気よく反応してくれたのは涼香ちゃんだけだった。




ちょっ、みんなテンション低すぎじゃない!?




安藤くんと山口くん、苦笑いしちゃってるじゃんっ




「柊くんっそんな遠いところにいると置いてっちゃうよ」

「はいはい」




いくらなんでもテンション低すぎでしょっ

大きな欠伸なんかしちゃって…やる気なしかい!
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