まぶしい太陽
新学期
チュンチュン…

まぶしい光がカーテンの隙間から
入ってくる。

目覚まし時計の騒がしい音と共に
目を覚ます。

「ん…。朝か…。」

私にとって朝は苦手で、いつもギリギリに目を覚ましてしまうため、あまり時間がなく
急いで制服に着替えて、朝食を食べ、家を出る。

「日向ー! 入学式から遅刻なんて
許さないわよー! 急ぎなさい!」

というお母さんのうるさい声が
後ろから飛んでくる。

「わかってる!」

一言そう返事して急いで駅に向かう。

私は、笹原 日向(ささはら ひなた)
容姿は平凡で、勉強は得意ではない。
運動は特に苦手だし、自分の得意なことと
言ったら絵くらい。


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