まぶしい太陽
校門を抜け、学校の玄関まで行くと、人だかりができていた。

「あ、ねぇ ひな! 今年も一緒のクラスだと
いいね!」

美沙のその言葉に人だかりのできている意味を理解した。

「そうだね。美沙。私達も、クラス割り
見に行こっか!」

私がそう言うと、美沙は

「うん!」 と言った。

人混みをかき分けながら、進んでいくと、壁に
貼り出された紙がようやく見えてきた。
少し人にもまれながらも、自分の名前を探して
いると..。

「ひな! やったね!今年も一緒だね!」

美沙は、私より先に自分と私の名前を見つけたのか
笑顔でそう言った。

「うん!2組みたいだね。それじゃあ、
教室は向こうだし行こっか!」

私も、やっと自分の名前を見つけクラスを確認すると美沙に言った。

「うん」と美沙は頷き、2人でクラスのある方へ歩きだした。
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