まぶしい太陽
そんなことを考えながら、自分の席に座っていると..

隣の席に人の気配を感じ、隣の席の方に目を向けると そこに座っている男子と目があってしまった。

つい目を逸らそうとすると話しかけられた。

「俺、瀬良和真。よろしくねー。」

いきなり話しかけられ、人見知りな私は少しびっくりしたけど、私も何か言わないとと思い、私も名前を言うことにした。

「私は…。笹原日向です。
こちらこそ、よろしくお願いします。」

そう返すと瀬良くんは少し微笑んだ。

「っていうか、同じ年なのに敬語なの?」

と瀬良くんは少し笑いながら言った。

「あ、えっとそれは…」

私が少し困ったように言うと、瀬良くんは

「うーん、やっぱ敬語だと違和感あるなー。
できればタメにして欲しいんだけどー..
ん?あ、困らせちゃった?ごめんごめん。
まぁー、徐々に慣れてくれればいいし..今は
そのままでもいっか!」

そう言ってキラキラした笑顔を私に向けてきた。
それを見て、私は少しだけ苦笑いすると

「あー、もしかして引いてる?ごめんごめん!
あ、あと、笹原ちゃんって呼んでいいー?」

それを聞き、私はこくんと少し頷くと
嬉しそうににっこりしながら瀬良くんは、

「ありがとー。笹原ちゃん、俺のことは好きに呼ん
でくれていいからねー?あ、晴人来た。
じゃ、笹原ちゃんまたねー」

またまたにっこりしながら瀬良くんがそう言って
どうやら友達が登校してきたようで、友達に話しかけにいったみたいだった。




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