水玉模様
6粒目
あたしと瞬は、毎日一緒に登下校した。
メールも、毎日した。
『少しずつでもいいから、俺のことを好きになっていって欲しい。』
瞬の気持ちに、応えたくてーーー。
でも何だか、あたしが瞬に受け入れてもらったみたいな気分。
あったかくて、優しくて、楽しい…。
その全てに…癒されていく。
あたしの中に溜まっていた粒々が、少しずつ吐き出されていくようだった…。
嫌がらせも、瞬のおかげで無くなった。
「瀬口いつの間に⁈超ビックリだよ!」
あやねと生輝くんは、まさかって顔だった。
「ん~…ちょっとね、色々あって。」
…ってはぐらかしてばっかりのあたしに、やっぱりあやねは『ズルイ』って言うんだけど。
これでいい…。
後悔なんか、しない。
篠田くんとの繋がりを絶たなきゃと、ケータイを変えたタイミングで、番号も変えた。
でも、それでも…。
ケータイの中にある篠田くんの番号までは、消せずにいた。
メールも、毎日した。
『少しずつでもいいから、俺のことを好きになっていって欲しい。』
瞬の気持ちに、応えたくてーーー。
でも何だか、あたしが瞬に受け入れてもらったみたいな気分。
あったかくて、優しくて、楽しい…。
その全てに…癒されていく。
あたしの中に溜まっていた粒々が、少しずつ吐き出されていくようだった…。
嫌がらせも、瞬のおかげで無くなった。
「瀬口いつの間に⁈超ビックリだよ!」
あやねと生輝くんは、まさかって顔だった。
「ん~…ちょっとね、色々あって。」
…ってはぐらかしてばっかりのあたしに、やっぱりあやねは『ズルイ』って言うんだけど。
これでいい…。
後悔なんか、しない。
篠田くんとの繋がりを絶たなきゃと、ケータイを変えたタイミングで、番号も変えた。
でも、それでも…。
ケータイの中にある篠田くんの番号までは、消せずにいた。