水玉模様
なんか、和む人だなぁ…。


あーでもないこーでもないって言いながら、プリクラを撮り終えたあたし達。

「あ゛~、顔なおしてから撮ればよかった…。」

「女はスグ顔、顔って。」

「悪い?そっちこそサイダーみたいな名前のくせに。」

「んだとぉ!」

「いーじゃん充也、ホントの事なんだから。」

「くくくっ…。」

「悠、フォローになってねぇよ…。おいコラ、笑うな!」

いつまででも笑ってるあたしを、充也がにらむ。

「だって~!」

それから、なんだかんだゲーセンで遊んでいた。

あたしは、さっき篠田くんに感じた違和感を、帰りに思い出すまですっかり忘れてしまっていた…。

3つに別れたプリクラは、それぞれのカバンの中に入っていった。

どこに貼ろうか…なんて事を考えてる今、もうスグ18時になろうとしていた。

帰路につくあたし達。

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