水玉模様
笑顔で喜んでくれた瞬とは、もちろんラブラブ継続中。
「俺に?悪ィな瀬口、俺には礼衣子が…。」
「バカ言わないでよ、義理に決まってんでしょ。あたしには瞬がいるし。あ、コレも。アナタの大事な礼衣子さんと、それから藍さんの分。」
「へいへい。」
ずっと疎遠になっていて、何となく気まずいカンジだった充也とは、バレンタインをキッカケに距離が戻っていった。
そんなこんなで、3月。
今年は桜が咲くのを待たずして、高2が終わった。
1年前は、ちらほら咲いていて…あの時、篠田くんに見惚れてしまって…あたしの中の水玉が、弾かれたんだ。
篠田くんという存在があたしの中に刻まれて…ちょうど1年が過ぎた…。
あたしは今、瞬の彼女。
春が来たとはいっても、まだ風は冷たくて…でも瞬のあったかい手が、いつもあたしを温めてくれた。
そうして4月、あたしは高3になったーーー。
クラスは、運良く(?)充也と一緒になった。
でもあやねとは離れてしまって、篠田くんとも別のクラスになった。
「俺に?悪ィな瀬口、俺には礼衣子が…。」
「バカ言わないでよ、義理に決まってんでしょ。あたしには瞬がいるし。あ、コレも。アナタの大事な礼衣子さんと、それから藍さんの分。」
「へいへい。」
ずっと疎遠になっていて、何となく気まずいカンジだった充也とは、バレンタインをキッカケに距離が戻っていった。
そんなこんなで、3月。
今年は桜が咲くのを待たずして、高2が終わった。
1年前は、ちらほら咲いていて…あの時、篠田くんに見惚れてしまって…あたしの中の水玉が、弾かれたんだ。
篠田くんという存在があたしの中に刻まれて…ちょうど1年が過ぎた…。
あたしは今、瞬の彼女。
春が来たとはいっても、まだ風は冷たくて…でも瞬のあったかい手が、いつもあたしを温めてくれた。
そうして4月、あたしは高3になったーーー。
クラスは、運良く(?)充也と一緒になった。
でもあやねとは離れてしまって、篠田くんとも別のクラスになった。