吐磨き《番外編連載中》
「...よし、分かった。桐谷さんにはそれ相応の処分をしておくから、とりあえずお前らは席につけ」

「「「はーい」」」

ガタガタ、とみんなが席についた。

あたしもクククと笑いつつ、席につく。

その時、あたしのスマホがなった。

【紗奈子:上手くいったね♪( 'v' و(و "】

ププ。そだね、紗奈子。

あたしはチラリと紗奈子の方を見た。

紗奈子はガッツポーズをしている。

......フフフ。退学になってくれたら、いいなあ。

▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼・ェ・▼

次の日、あたしが学校へ行くと、スコアッシュは机に突っ伏していた。

泣いているのか、背中がたまに振動している。

......なんでいるの!?

いるってことは、停学にもならなかった訳!?

有り得ない!先生のバカ!クズ!

あたしが地団駄を踏んでいると、紗奈子と泰子がトテテテとやってきた。

そして案の定、こう言ってきた。

「なんでアイツいるの!?ムカつく〜!」

アイツとは、勿論スコアッシュのことで。
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